HONDA純正グリップヒータの取り付け





2018/1/20
年々、冬の寒さが身に染みるようになってきました。一番寒さが応える場所としては、やっぱり手ですよね。足や体は衣服の調整で少しはましになりますが、手だけはウィンターグローブを付けてもそれ程暖かくはないのです。
手を温めるには、電熱グローブかグリップヒーターですね。GSX-RとGSX-400Sカタナの両方で使うには電熱グローブが良いのですが、配線が面倒みたいなので、グリップヒーターにしてみます。
グリップヒーターはデイトナや、いろいろなメーカより出ていますが、タイトルにもあるようにHONDA純正グリップヒータを取り付けます。お値段は少し高めですが、webで調べればHONDA以外のバイクにも流用されてて評判もいいみたいですし。と、純正だけにグリップのヘタリも少ないのかなと思っています。

準備するのは
08T50-MGE-000 グリップヒーターキット(本体)
08T49-MGE-001 グリップヒーターアタッチメント(VFR1200F用)
と、グリップボンドも一緒に買いました。

この商品は、グリップヒーターキットだけでは動作しません。キットにはコントローラが入っており、電圧の値を監視してヒータへの電圧などを制御するらしく必ず必要になるのですが、このコントローラを接続するハーネス、 コネクタ、電源ケーブルなどは、グリップヒーターアタッチメントに入っているのです。このアタッチメントも車種別に販売されているのですが、流用する場合は一番価格の安いVFR1200F用をみなさんが購入されています。






グリップヒーターキット、グリップヒーターアタッチメント、グリップボンドです。








グリップヒーターキットには









グリップ2個(アクセル側は巻き取りもついて来るので同時に交換となります)と、

 







コントローラのみ付いてきます。(簡単な説明書も一部)









グリップヒーターアタッチメントには、









全15ページの読み応えたっぷりな説明書と、ハーネス、チューブ類があります。
この商品は、ハーネスがメインな商品なんですが、それ以上に説明書がすごいです。車種別説明になっており、ハーネスの何cmの所で束ねるとか、テーピングするとか、事細かく記載されています。 ガンプラの組み立て説明より詳しいのでは!!と言った感じです。

 







アフターパーツのグリップですが、1,2年でボロボロになってます。HONDA純正グリップの摩耗性に期待してます。









クラッチ側のグリップを抜きます。このようにグリップの中にパーツクリーナーを吹いたり、エアを送ったりすると接着剤が一時的に剥がれて抜き取りやすくなります。









前回のボンドか?ボンドのカスが残っているのですが、パーツクリーナーでは取れないのでそのままで。









新たなグリップボンドを塗って、ブリップを差し込みます。
※この作業2回実施してまして、2回目の時にはアセトンで拭いて汚いボンド汚れを綺麗にして取り付けています。









グリップをハメる時は、グリグリはあまりせずに押す感じで入れるようにと。でも、ハンマーなどで叩いてもダメなそうです。
グリップをグリグリすると、グリップの内側がボロボロになって断線するそうなので、気を付けましょう。
ベストな方法は、ボンドを塗って表面が乾くまで待ちます。その後に、乾いたボンドの上からパーツクリーナをたっぷり、ぐちっぷ内部にもパーツクリーナーをたっぷりかけて、一気に差し込みます。
パーツクリーナーが乾けばちゃんとボンドで接着されます。









アクセル側は、スイッチボックスをばらして、アクセルワイヤーを外します。









こちらはグリップを交換するだけなので簡単ですが、一番の問題はワイヤーの巻き取り径でしょう。
白がノーマルで、黒がHONDAです。巻き取り径は少し大きくなってハイスロットル化になります。巻き取り径が変化して困る人は削ったりして径を変更してみては!!

 







HONDA純正グリップに交換するだけですが、









ケーブルが前側に来るんです。この向きは変更する事ができないので、このままで使用しないと、








アクセル全開時のケーブルの向きです。









グリップが少し短めです。これは、流用されている皆さんが指摘している場所で、適当なOリングで隙間を埋めたりしているそうです。









GSX-Rの場合は、バーエンドを取り付けると、隙間は隠れて全く問題ありません。このバーエンドはノーマルをメッキした物です。









配線は、説明書に従ってコントローラを付けたり、









これは、電源ケーブルなので後回し。









ギボシを接続したり、









チューブを被せたりして完成します。









電源用のコネクタは、事前に形が解っていれば、オス側を準備してたかも??しれませんが....

 







コネクタを切り取って、配線しやすい端子を取り付けます。

 







電源(黒ケーブル側(ヒューズ付き))と、グランド(緑ケーブル)を接続しましょう。
※1回目はここを間違えて取り付け、電源が入らなくて作業をやり直しましたで、みなさんは注意してください。

いろんな配線でグチャグチャですが.....アクセサリーで電源が入るラインがあるので、便利で多用しているのです。

 







取り付けは完了です。キーをオンにして、ここが光れば電源の接続はOKです。あとはグリップが暖かくなれば、全部OKです!!





走った感想ですが、今日は気温も暖かかったのですが、全く手が冷たくなることはありませんでした。ブレーキレバーに常に指をかけている人は、指が冷たくなると思いますが、 私は常にハンドルをワシ掴みするので、手のひらはいつもぽかぽかです。
グローブも夏以外はレーシングローブを着用しているのですが、暖かさがしっかり伝わり冬の必需品になりました。





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